1時間目、Mako & Munjuru 琉球音楽パフォーマンスグループのみなさんの授業のテーマは「琉球音楽」でした。
みなさんは、琉球古典音楽と沖縄民謡をシアトルエリアで伝えていらっしゃいます。
オープンハウスでは、琉球音楽の歴史に触れながら美しい踊りと歌声を披露してくださいました。
琉球音楽は、1429年から450年間独立王国として24回の冊封を受け、冊封使をもてなすための音楽として成立し、民との主従関係を保つための大事な芸能であり、薩摩や徳川との交流も芸能の発達に大きな影響を及ぼしたものだそうです。
琉球の古典芸能は5つあり、その他に琉球の盆踊りといわれるエイサーやずっと歌い継がれてきた沖縄民謡、そして新しい民謡が加わり、戦後はネーネーズ、夏川りみ、Kiroroなどのポピュラーソングも生まれて今に至るということです。
音階は、「ド・ミ・フ・ァ・ソ・シ」がメイン。
5人に一人は三線を持っていることや、1945年に収容所から集められた人が、そのへんにある物で衣装を作り、煉瓦を砕いたものやナベのすすで化粧をし、落下傘のひもで三線を作り、沖縄の人々を元気づけるために歌を歌い踊ったいうエピソードも印象的でした。
古典芸能を大事にしながら新しいものを拓いていく、琉球音楽の魅力が伝わるお話でした。
沖縄の踊りは、感謝と鎮魂のために踊られてきたということです。
女性のこねりは手をこねること。男性は空手の型とこぶしでシャープな動きを持ちます。
神様を拝みながら迎え入れ、みなさんに分け与えるという動きは、いただくことに対する感謝を表し、幸せを人々と分かち合うことを意味するそうです。
最後は、こねり手を教えて頂き、三線の音と歌に合わせて会場のみなさんが一体となり楽しく踊りました。
古くから大事にされてきたものをしっかりと受け継ぎ、ここアメリカで次世代に伝える活動をなさっている姿がとても美しく眩しく見えました。
これからも、沖縄独自の文化や芸能の継承にご活躍ください。
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